減量加工 (ゲンリョウカコウ) アルカリ減量加工


減量加工とは、合成繊維ポリエステルを、強いアルカリ液(苛性ソーダ等)で 繊維の表面を溶かして 風合い(手触り)を柔らかくする加工方法です。

絹織物で 表面のセリシンを溶かして フィブロインを残す加工を、精錬(練り)と言いますが それをポリエステルに応用した加工方法です。

この加工方法により ポリエステル織物の用途が大きく拡がり、強い撚り(ひねり)をかけた強撚糸織物の風合いが 非常に良くなりました。
(この加工方法が拡がる前は、硬いポリエステルの強撚糸を 柔らかいレーヨンなどと2本交互とかに配列して 手触りを柔らかくすると言う 苦肉の策もとられたと聞いたことがあります)

FavoriteLoadingお気に入りに追加する

減量加工 (ゲンリョウカコウ) アルカリ減量加工」への5件のフィードバック

  1. ピンバック: 精錬とは? (セイレン) 練りとは | 布生地Q&A

  2. ピンバック: きばたとは? 生機 キバタ | 布生地Q&A

  3. ピンバック: ポリエステルとは? ポリエステル織物とは? | 布生地Q&A

  4. ピンバック: テンセルとは(Tencel) リヨセルとは(Lyocell) | 布生地Q&A

  5. ピンバック: シック アンド シンとは (T&T thick and thin) | 布生地Q&A

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください